中学生で不登校になり転校し、その後解決した我が家のケース

中学1年で不登校になりその後、完全不登校に

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息子は受験をして私立の中学に通っていました。運動部にも入部していて不登校になる中学1年の10月頃までは全く問題なく学校に通っていました。

 

10月に野外での学校行事があり、その行事にも問題なく参加していましたが学校から帰宅後、家内にクラスに嫌なヤツがいてる。と文句を言っていました。その頃、何度か息子はその嫌なヤツの事を口にしていましたが家内は全く気にしていませんでした。

中学生での不登校は前兆がわかりにくいもの

後になってわかったのですが息子が文句を言っていた頃が学校に行かなくなる前兆でした。

息子にとっては結構なストレスとなっていたようですがその「嫌な事」を聞き流していたので段々と息子が学校に行くことが嫌になっていたようです。

 

この頃、息子の言う事に耳を傾けて家内か私がもう少し寄り添っておけば学校に行かなくなる事はなかったのではないかと思います。

11ヶ月間の長期不登校の後、他の中学に転校する事に

学校を休みだした頃は何度も家を出ては帰ってくる日が続きました。電車で通学していましたので駅まで家内が車で送る事もありましたが駅に着いても改札口から駅に入る事が出来ず、そのまま車で帰ってくる日が多くありました。

 

父親の私としては駅に入れば電車に乗って学校に行く、と思っていましたので強い口調で「なぜ学校に行かない!」と息子に言っていました。

 

どのようにしても息子は学校に行くことが出来ず結局長期不登校になり、不登校期間に復学支援機関に力を借り息子の本当の気持ちを聞き出すと「今の中学から転校してでも公立の高校に行きたい」と言う事がわかり、その後自宅近くの公立中学への転校を決めました。

私立中学から公立中学に転校を決めた時の事

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私立の中学には受験勉強をして合格し通っていました。中高一貫校でしたのでそのまま高校まで通うことが当り前だと私も家内も考えていて、公立中学への転校の事など全く頭にありませんでした。

不登校になった後も転校の事などは考えていなかったので息子自身が「公立の高校に通いたい」と知った時には驚きました。

 

通っていた私立の中学に復学をし、そこから公立の高校を受験する事も不可能ではありませんでしたが中高一貫校ですのでやはり他の高校への受験となると条件的にも難しい事が多く親としてもその方法はよくないと考えていました。

 

公立の高校を受験するなら私立の中学より公立の中学からの方が合格しやすくなる事はわかっていました。

しかし、受験をして入学した私立の中学を辞めて公立の中学への転校は父親の私も家内も受け入れるまでに時間がかかりましたが、復学支援機関の方ともよく相談をして息子が考えている事を尊重し公立中への転校を決めました。

転校した中学の継続登校が不登校の解決に重要

公立中学への復学(転校)は復学支援機関の指導を元に準備をして中学2年の10月から学校に通うようにはなりましたが11ヶ月の長期間、学校に行っておらず殆ど毎日家から出ない状態でしたので体力も相当落ちている事もあって転校した頃には学校を休みかける事が何度もありました。

 

復学(転校)出来てもまた学校に行かなくなる事が多くあるのが不登校の特長です。学校を休む癖が付いていますので少し嫌な事やしんどい事があると休もうとする。

 そうして再び休みだし出席日数が足らなくなり高校受験をする事が難しくなるケースが多くあります。

 

息子もそのようになりましたが学校を休みそうになると復学支援機関の方の力を借りて学校を休まさないにしていきました。

そのような事が何度もありましたが少しづつですが毎日学校に行くのが当たり前になり、安定して継続登校が出来るようになりました。

 

不登校の後、復学しても継続登校をする事が難しいといわれています。時間は掛かりましたが息子の場合も継続登校が出来るようになったからこそ不登校を解決する事が出来たと感じています。

不登校から転校した中学からの高校受験

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公立の中学からの公立の高校への受験、普通なら出席日数と内申書の内容次第でそれ程難しい事ではありません。しかし不登校になってしまった場合は全く環境が異なります。

息子の場合、私立の中学で不登校になり公立の中学への転校をしての高校受験でしたので元の通っていた私立の中学の成績は受験には考慮されません。

 

公立への転校後の成績での内申書となりますので父親の私としても11ヶ月の長期間の勉強の遅れの影響はないのだろうか?私立と公立では勉強の内容も異なるので転校はしたのものの無事に高校受験をする事が出来るのだろうかと不安な事が多くありました。

 

しかし公立に転校をしてしまっているのでその環境から高校受験をするしかないので息子を見守る事しか出来ませんでした。

中学生で不登校期間が長かったので不安だった高校生活

高校に入学する頃には既に安定して登校する事が出来ていたので再び不登校になることはあまり考えていませんでしたがそれでも朝起きる時間が遅い日や、少し疲れている時などは学校を休もうとするのではないか、と心配な事がありました。

 

実際に何度か学校を休んだ事もありましたが風邪気味だったり、何となく行きたくない日だったりの事で、他の高校生がたまに学校を休むような感じでした。

中学で不登校になっていますので親としてはやはり一日でも学校を休むとまた続けて休むのではないかと考えてしまいす。

 

高校生活は安定した登校も出来、大学受験をする事が出来、大学にも通う事が出来ました。

それもやはり中学で復学(転校)をした後に継続登校をする事が出来たからです。

まとめ

不登校の後、復学さえすればよいと考える事が多くあります。確かに長期間学校に行っていない場合は取りあえず学校に戻る事を考えます。

しかし、中学で不登校になると次の進路として高校受験の事を考えると復学する学校の環境も考慮する必要があります。

 

長期不登校は避ける事が出来る方がいいと私は思います。色々な不登校のケースを見ましたが殆どの子供が後になって「本当は学校に行きたかった」と言うと聞きます。

 

不登校期間中に子供の本当の気持ちを聞き出すことは困難な事ですが、出来ることなら復学して子供の希望する進路に進めるようになる事が最善だと不登校を経験した父親として感じます。

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